電脳の中の脳──脳科学・メンタルヘルスの最新研究やデバイス

脳科学やメンタルヘルスの最前線を、研究者・当事者目線からお伝え。生きづらさを解消するためのプロダクトの紹介も。

GeneLifeの肥満遺伝子検査を試してみた:投薬の体重増加と付き合う

神経疾患の薬は目覚ましい効き目がある一方、副作用があります。

その中でも顕著なのが、体重増加。まったく出ない人もいるようですが、筆者は投薬から半年で15kg増加し、これはなんとかせねばならないと決意しました。

とはいえ投薬をいきなりやめることはできないので、生活習慣を見直す……ために、まずは自分の身体的特性について向き合ってみよう、というのが今回の記事です。

特に遺伝的特性を知るために、民間企業の遺伝子検査を試してみました!

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電脳上の本棚

家に、本が多すぎる。

だいたい15年ほど、この悩みを抱いて生き続けてきました。

特に専門書がひどく、1年に数回しか開かないのに1000ページ前後本棚を陣取っていることも。そういうものは近頃は電子書籍で買うようにしているのでこれ以上悲惨なことにはならないのですが……

どちらにせよ漫画や小説などの娯楽も多かったため、だいたい引っ越しのたびに

2000冊↑ → 1000冊前後 → 560冊(今ココ)

と泣く泣く処分を繰り返してきたものです。

※しかも自分の特性のために、どこに何があるかわからない

 

さて、毎回こうも泣いてはいられないので、ついに全書籍の電子化を敢行した……というのが今回の記事です。

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今回は「書籍」の効率化
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IoTは「生きづらい」脳の補完となる:忘れ物防止タグ

数年前から、IoTデバイスをよく使っています。

その先駆けとなったのが、財布の紛失。一回、二回なら普通にあることですが、1ヶ月で立て続けに忘れ、落とし、無くし続けたときに「これは、努力ではなんとかならないのではないか」と思ったものです。

 

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僕のあの財布、どうしたんでしょうね?

突然ですが、リーフは数種の神経疾患・発達障害の当事者です。

今回の話題に一番深く関わる特性は、ADHD(注意欠陥性・多動性障害)スペクトラムでしょう。

この非定型発達、いわゆる「発達障害」は、最近では主に脳の特性から生じる症状であることがわかっています。

つまるところ特性である以上、付き合っていくしかない。ではどうすれば社会で生きやすくなるか? 自分だけでなんとかならないなら、自分に欲しい機能を代替してくれる何かはないのか?

この課題感と、巷のIoTブームがうまく噛み合った結果、家中IoTで埋め尽くすガジェットオタクが爆誕したのでした。

 

さて、IoTのテーマ記事では、こうした課題感の人に対し、少しでも先駆者として助けになればと思います。

(半分以上は趣味ですけどね!)

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